フラットコーテッドレトリーバーが誕生したのは、19世紀の初めのイギリスです。当時は、水を恐れない猟犬を作るために、ヨーロッパ在来の猟犬と、水辺での作業を得意とするニューファンドランド由来のリトリバー犬種の混血が盛んに行われていました。こうした流れの中で誕生したフラットコーテッドレトリーバーは、祖先の特定は出来ませんが、ラブラドール・リトリバー、セッター、ニューファンドランド、コリー、スパニエルなどとの交配によって作出されたと考えられています。
フラットコーテッドレトリーバーは、当時は主としてウズラやキジ猟に用いられていました。
リトリバー犬種の中で最も足が速く、セッターに由来すると思われる探索犬としての資質も持っています。
水中での回収作業にも優れ、狩猟犬としての状況判断も的確なので、水辺猟における万能犬と言われています。
身体的な特徴は、適度な長さの豊富な被毛が体表に添って平ら(フラット)に生えていことです(名前の由来でもあります)。黒またはレバー色の被毛は、滑らかで絹のような光沢があります。機能美溢れるスマートかつ筋肉質な体型で、ストップと呼ばれる目の間のくぼみが浅くい長めの顔も特徴の一つです。
特別なお手入れは必要ありませんが、光沢ある被毛を保つために毎日のブラッシングをお願いします。汚れが気になるときは、蒸しタオルなどで拭いてあげた後に、ブラッシングして下さい。月に1〜3回、自宅でのシャンプーをお願いします。
垂れ耳なので、耳掃除を忘れないようにしてあげて下さい。
フラットコーテッドレトリーバーの性格は、いつも陽気で、楽しい事が大好き。家族大好き人間大好きで、遊んでくれる人なら、誰とでもすぐに仲良くなれます。もちろん、子供とも仲良く遊べます。また、とても賢くしつけもしやすいので、家庭犬として飼い易い犬種だと言えます(とても人懐っこいので、番犬には向かないかもしれません)。
一方で嗅覚、敏捷性、注意力や瞬時に状況を判断して行動する情報処理能力は、ラブラドールやゴールデンに勝るとも劣らずです。
もともと訓練能力が高く、トレーニングも嫌がらないので基本的なしつけはすぐに覚えてくれますが、特に飛びつきやリードの引っ張りは、早いうちから無くすようにしましょう(人懐っこくて、誰にでも飛びついてしまう子もいます)。
運動量は、かなり多めです。朝夕2回、自転車位の速さで1時間位の運動が必要です(ランニングや自転車での引き運動など)。その他、ドッグランなどでの自由運動やボール遊び(ボールやフリスビーのリトリーブはお任せ!です)などが出来るといいでしょう。水遊びや泳ぐことが大好きなので、アウトドア派の方は、ぜひ川や海、湖などに連れて行ってあげて下さい。
無駄吠えも少なく子供にも優しいので、大型犬ではありますが、ぜひ室内で飼ってあげて下さい。マンションなどの集合住宅でも大丈夫です。ただ、運動量の多さを考えると、お年寄りだけのご家庭だとお散歩などの付き合いが大変かもしれません。










