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犬伝染性肝炎
犬伝染性肝炎
ウイルスによって起る病気です。
軽いものなら知らない内に治ってしまう場合もありますが、急性症状を示す場合は突然死亡する事もあります。
ワクチンの接種によって予防できる病気です。
原因
アデノウィルス1型というウィルスを経口摂取する事によりおこります。
すでに感染している犬の唾液、くしゃみ、便や尿、使用した食器などをなめたりすることによって感染します。
侵入したウイルスが、肝臓の細胞に障害を及ぼします。
このウイルスは外部環境での抵抗力が強いため、室温でも一定期間は感染性を保ちます。
また、病気から回復した後も腎臓にとどまるため、一定期間(約6ヶ月、場合によっては2年近く)は尿と一緒に排泄されて、ほかの犬への感染源となります。
症状
約1週間の潜伏期間の後、肝臓に炎症が起こり、数日にわたって40℃を越える高熱、嘔吐、食欲不振、腹痛、下痢などの症状があらわれます。血液検査では白血球が減少してきます。見た目では喉のあたりが腫れてきます。
肝臓のあたりを手で押すと、痛がって背中を丸めて縮こまる姿勢を取ります。
重症の場合には、突発性の発熱と腹部疼痛により突然虚脱状態となり、吐血や粘血便をして半日〜1日以内に死亡してしまいます。
特に1歳未満の子犬が発症すると死亡率が高いようです。また、他のウイルスと混合感染すれば致死率がより高くなります。
軽症の場合は、全く症状をあらわさなかったり、軽度の発熱、鼻水、元気消失、食欲不振などで終わってしまう場合もあります。この場合でも、尿中にウィルスを排泄し続けています。
なお、回復期にはブルーアイ(角膜が青白く濁ること)が一時的に見られることがありますが、自然に治ります。
治療法
犬伝染性肝炎を治療する有効な薬はありません。
そのため、肝臓の機能回復の為の対症療法と、二次感染を予防するための抗生物質の投与、体力を向上させるための食餌療法などの治療を行います。
脱水や低血糖などを防止するため輸液療法(点滴)も行います。また、出血している場合には止血剤を投与します。
出血量が多い時には輸血が必要になる場合もあります。
幼犬の急激な症状や他のウイルスと混合感染除けば、致死率はそう高くはなく、最初の1日目を無事耐過すれば2週間ほどで回復します。
予防法
ワクチン接種で予防できる病気です。
特に子犬の場合は、飼い始めたらすぐに動物病院で健康診断を受け、適切なワクチンの接種時期や回数について相談するようにしましょう。また、成犬や老犬になってからも、年に1度のワクチン接種を行いましょう。
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