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パルボウイルス感染症
パルボウイルス感染症
突然死する「心筋型」と、酷い嘔吐と下痢が続く「腸炎型」があります。
子犬の死亡率が高く、「コロリ病」などとも言われていました。
原因
病犬の便や嘔吐物だけでなく、使った食器、触れた人の手や衣類、靴の裏などにもウイルスが付着して、それを経口感染することで発症します。
パルボウイルスは非常にタフなウイルスで、病犬の便、尿などと一緒に多量に排出され、自然環境のなかで半年以上も感染力を保ったまま生き続けます。
通常の石鹸、アルコール、クレゾール、紫外線などは無効で、熱湯をかけても感染力はなくなりません。
ですから、散歩などで直接に感染しなくても、人の靴の裏など付着したウイルスのために外出しない犬が感染することがあります。
また一度愛犬が発症すると、世話をした人の体や衣服、犬舎や室内、庭先などに付着したウイルスを殺菌することができないので、不幸にして死亡した子犬の代わりに新たに子犬を飼い始めても、ワクチン接種前に感染して、悲劇をくり返すことがあります。
症状
「腸炎型」では、吐き気が初期症状で、日に5〜6回ほど嘔吐します。
進行とともに吐く回数はさらに増加し、その後下痢も併発し、脱水症状を起こして衰弱も激しくなります。
発症後5日目あたりから血便が出るようになり、多くは7日以内に死亡します。
症状が進行するとともに白血球が減少するので、汎白血球減少症とも呼ばれています。成犬でも感染しますが、体力も免疫力も乏しい子犬では特に症状は重く、吐き始めて数時間で亡くなる場合もあります。
「心筋型」では、急性心不全で発症後2〜3時間から1〜2日で死亡することもあります。
治療法
非常に感染力の強いウイルスですので、発症がわかると直ちに隔離して集中治療を行います。
ウイルスを直接殺す治療法は無いので、対処療法や脱水症状の回復治療、二次感染予防としての抗生物質の投与などを行います。
また、血清療法といって、他の犬の血清を注射する治療法もあります。
感染初期、発症後1〜2日以内に治療をはじめた場合は助かる確立が高くなりますが、吐き始まって5日も経過し血便が始まる、白血球数がかなり少なくなるなど、症状がかなり進行して治療を始めた場合は多くは助かりません。
予防法
パルボウイルス感染症は、ワクチンの接種によって予防できる病気です。
特に、子犬は発症すると致死率が高いので、必ずワクチン接種をしましょう。
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