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マダニ
マダニ
愛犬とのアウトドアで訪れる山・川・森や自然の残る気持ちのいいお散歩コースの草むらで、宿主となる動物が通過するのをひっそりと待ち受けている吸血鬼!それが外部寄生虫のひとつ、マダニです。
犬だけでなく人間にもつきますし、単に血を吸うだけでなく、他の病原菌の媒介ともなっています。
原因
マダニは、2〜3ミリ位の8本足の小さな虫で、犬・猫だけでなく人間を含めた様々な哺乳類や鳥類に付着し、皮膚の柔らかい部分に口を差し込んで吸血します。
犬では、目の縁の毛のない部分や耳の裏などの部分が狙われます。
マダニは、吸血する時に口から接着剤の働きをする物質を分泌してガッチリ固定してしまうので、一度噛まれてしまうと容易には抜けません。
付着したダニは、初めはチョロチョロとしか血液を吸いません。2週間程そうやって少しずつ血を吸ったマダニは、最後の数日に一気に多量に吸血し、その体重は初めの200倍にもなります。腹いっぱいになったマダニは、勝手にポロリと動物から落っこちてしまいます。
マダニが吸血するときには唾液を皮膚に出していて、これには周囲の細胞を溶かして、血液を凝固させなくする作用があります。そして、このときに宿主の血液中にあろ様々な病原体を一緒に吸い込み、次にまた別の動物を吸血するときに唾液中にその病原体を一緒に排出します。このようにしてマダニは、さまざまな病気を媒介しているのです。
症状
マダニが多数寄生すると、貧血を起こすことがあります。刺された部位が強いかゆみをもつ皮膚炎を起こして腫れることも多いです。
特に、無理やり外してマダニの頭がちぎれて皮膚の中に残ってしまった場合、4週間位腫れてしまいます。
マダニが媒介するバベシア原虫が原因となる「バベシア症」となった場合には、致命的な貧血を起こします。
治療法
マダニを取り除くには、体がちぎれて頭部が皮膚に残らないようにピンセットでゆっくり引き抜くか、外用薬による駆虫が有効です。
その後、噛まれた後を消毒します。
マダニの血液には、様々な病原体がいるので、必ず手袋を着用して作業を行います。
抜く時に膨らんだ胴体部分を圧迫すると、病原体が犬の体内に入ることもあるのでお腹をもたないようにしましょう。
予防法
最近では、首のあたりに液薬を数滴落とすだけの滴下タイプの薬が人気です。ワンちゃんにストレスを与えることなく投薬でき、1ヶ月の間はダニが付着しても勝手に死ぬというものです。
他にも様々な予防薬がありますが、まずはかかりつけの獣医さんに相談し、愛犬に一番あった薬を使用しましょう。
また、山や林などマダニの生息していそうな所へ出かけた場合、お散歩の後のブラッシングを念入りにすることも大切です。
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