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  ペット販売ウィズ(TOP)横隔膜ヘルニア



横隔膜ヘルニア


横隔膜とは、胸腔(肺や心臓などが入っている)と腹腔(消化管や脾臓、泌尿生殖器などが入っている)を隔てる膜のことで、主に呼吸を補助する働きをしています(ここが痙攣すると「しゃっくり」がでます)。
 横隔膜ヘルニアとは、この横隔膜に穴が開き、腹腔の臓器が胸腔内にはみ出してしまう病気です。


原因

 原因は、2つありますが、殆んどは外傷性の原因によって起きます。
 
 外傷性の横隔膜ヘルニアは、交通事故や高いところ(ベランダや窓など)からの転落、あるいは蹴られたことなどにより、腹部に強い圧力が加わり横隔膜が破れて、腹腔内臓器が胸腔内に入り込むことによって発症します。
 事故の直後から呼吸困難などの症状が現れることもありますが、怪我をして、その怪我が治ってしばらくしてから症状が出ることもあります。
 
 まれに、先天的な横隔膜ヘルニアもあります。これは、横隔膜の一部または全域が産まれながらにして欠損していて起ります。なかには、呼吸困難から成長できずに死んでしまう場合もあります。 


症状

 外傷性の横隔膜ヘルニアの場合、損傷の軽重によっても症状は違います。
 ヘルニア孔(傷口)が小さく臓器の脱出が軽度の場合は、軽い呼吸速拍(呼吸が速くなる)や食欲不振などの軽い症状しか見られないこともあります。 

 横隔膜の損傷が大きく多量の臓器が胸腔内に入り込んだ場合は、呼吸困難、チアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色になる状態)、起立困難、体温低下、ショック状態などの重篤な症状が現れます。
 また、外傷性の場合、横隔膜の損傷のほかにも裂傷や骨折を伴っていることが多いです。

 先天性横隔膜ヘルニアでは、症状はゆっくりと現れ、徐々に悪化することが多いようです。多くの場合、生後1ヶ月位から浅く速い呼吸が現れます。


治療法

 聴診や胸部X線検査などで診断を行います。

 治療は、横隔膜の欠損部を元の正常な状態に戻す外科手術によって行われます。
 呼吸の状態が悪かったり、ショック症状を起こしている場合は、少しでもその状態を改善してから手術を行います。

 重症例では、術中および術後に死亡する可能性も少なくありません。しかし、手術が順調にいった場合の予後は良好です。

 先天的横隔膜ヘルニアについては、手術で死亡する例が多いので慎重な対処が必要です。



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