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肛門周囲腺腫
肛門周囲腺腫
オシリの病気で、肛門嚢炎の次に多く見られるのが肛門周囲腺腫です。
肛門の周囲にある分泌腺に腫瘍が出来る病気で、主に去勢をしていない高齢の雄に見られます。
原因
去勢手術をしていない高齢の雄犬に多く見られるため(発生率は雌の10倍程)、
肛門周囲腺腫の発生には男性ホルモンが関係していると考えられています。
稀に、避妊手術を済ませた雌にも発生することがあります。
雄の肛門周囲腺腫の場合は良性腫瘍が多く、雌の場合は悪性の肛門周囲腺癌(がん)であることが多いようです。
症状
肛門周囲腺腫が発生すると、肛門の周囲や尾の付け根などに硬いしこり(腫瘍)ができます。
まだ腫瘍自体が小さい初期の場合無症状なこともありますが、しこりがある程度大きくなると、犬がお尻を気にして舐めたり、地面に擦り付けたりすることで出血や化膿がみられ、潰瘍ができることもあります。さらに大きくなると、肛門自体を圧迫して排便(排尿)が困難になることもあります。
また、悪性の肛門周囲腺癌では、周囲のリンパ節、腹腔内臓器、脊椎などに転移して、重篤な症状が出ることもあります。
治療法
まず、肛門周囲にできたしこりの細胞検査して診断します。
その結果肛門周囲腺の腫瘍が疑われた場合、腫瘍を摘出する外科手術を行います。
去勢していない雄犬の場合は、同時に去勢手術も行うことで再発を予防します。
しこりが肛門全体に発生している状態で、全て取りきれない場合、去勢手術のみを行って、腫瘍が自然に小さくなるのを待つ場合もあります。また、状況により化学療法や放射線療法などを行います。
しこりが悪性の腺癌であった場合は、去勢による効果は期待できません
予防法
去勢手術によって予防が期待できる病気です。
若いうちに去勢しておけば、肛門周囲腺腫になる確率は低くなりますし、病気になってからや高齢になってからの手術よりも、リスクも少なくて済みます。
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