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精巣腫瘍
精巣腫瘍
雄の睾丸に出来る腫瘍話です。人間より犬の方が発生率が高く、5〜10%の割合で発生するといわれてます。
精細胞腫、セルトリー細胞腫、間細胞腫などの種類があります。
原因
精細胞腫は精子を作る精母細胞の腫瘍化したものです。
セルトリー細胞腫は、セルトリー細胞の腫瘍です。セルトリー細胞は、精子を作る細胞に栄養を供給したり、女性ホルモンのエストロジェンというホルモンを分泌しています。
間質細胞腫は、間細胞の腫瘍です。間細胞は、精巣を構成する細胞の一つで、精細管という精子を作る管と管の間を埋めている細胞で、男性ホルモンを放出する細胞です。
原因ははっきりと分りませんが、高齢の(6歳以上)の去勢をしていない雄に多く見られます。
また、「
陰睾
」でお腹の中に睾丸がある場合、腫瘍化する割合は通常よりずっと高くなります。
症状
特に痛みなどは無いようですが、どの種類の精巣腫瘍でも、精巣が腫れて腹腔内で大きくなると、食欲の減退・腹囲膨満などが起ります。
また腫瘍の細胞が分泌する女性ホルモンのせいで、雌性化という症状(乳房が雌のようになったり、他の雄犬が発情期の雌に対するようなそぶりでよってきたりする)がみられます。脱毛や痒み、前立腺も腫れが見られることもあります。
また、骨髄での造血がで出来なくなるなどの重い症状が出ることもあります。
大体は良性ですが、平均5〜20%の割合で悪性腫瘍です。まれに他の臓器に転移する事もあります。
治療法
腫瘍は良性の場合が多いのですが、確定診断は「病理組織検査」によって行われます。
治療は、外科的手術により精巣腫瘍の摘出(去勢)をします。
また、脱毛がひどいときには、それが改善されるまで週1回の間隔でホルモン剤(男性ホルモン)を投与するときもあります。
予防法
去勢手術で予防が出来る病気です。
特に、「陰睾」の場合は腫瘍化しやすいので、早めに手術を受けましょう。
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