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無駄吠え、どうして吠えるの?



ワンちゃんが吠えるわけ


 犬が吠えるのは、とっても自然なこと。
 「無駄吠え」とはいっても、無駄なのは人間にとってであって、犬にしてみればちゃんと何かしらの理由や伝えたいことがあって吠えているわけです。

 例えば、
・番犬として吠える
 「チャイムが鳴った!誰か縄張りに入って来たぞ!」
 「窓の外で音がした!危険!」
・威嚇して吠える
 「怖い!これ以上近づくなよ!」
・何か要求している
 「ハウスから出して欲しいよ」
 「お腹すいたよ!」
・退屈・寂しい
                 ……などなど            

 でも、人間社会で家族の一員として生活するためには、やっぱり「無駄吠え」は困りものです。
 ですから、吠えている時の状況や犬の様子をよく観察して原因を確かめ、それを取り除いてやりましょう。


無駄吠えのない犬にするために

 無駄吠えの原因別の対処を行う前に、基本的に必要なことです。

@信頼関係を築き主導権・決定権を握る
 きちんと食事をくれて、散歩や遊びなど楽しい事をさせてくれて、危険から守ってくれる。そんな日々の積み重ねが「この人の側にいると楽しいし、安心だ」という信頼に繋がります。
 ここで大事なのは、愛情をもって接しながらも「主導権・決定権」は飼い主が握っておくことです。 
 
A落ち着いた場所・環境を作ってあげる
 犬は本来、巣穴のような狭くて薄暗い場所のほうが落ち着いて安心できるので、ハウスは大きすぎないものを用意してあげましょう。
 
B社会化レッスン
 子犬のうちに、出来るだけいろいろなモノ・コトに慣れさせてあげましょう。


無駄吠え・原因別予防ポイント



 無駄吠えの原因は一つではありません。それぞれの犬のご家庭での飼い方、生活環境、場面などにより吠える原因は様々だと思われます。

 となれば、当然、原因によってしつけ方も変わってきます。

 原因として考えられる主なものと、その対処例を幾つかあげてみます。
 全ての犬にあっているとは限りませんが、ご参考にしてください。


玄関のチャイムが鳴ると吠える!

 「家に着いたばかりの頃は吠えなかったのに、少し大きくなってからチャイムの音で吠えるようになった」という子は割と多いようです。
 これは、子犬に縄張り意識が芽生えてきたことや、「チャイムの音=来客」と子犬が覚えたことが原因です。飼い主との信頼関係が確立されておらず、安心できずに臆病になっている場合もあるかもしれません。
 主に警戒心から吠える場合が多いようですが、犬によっては来客が嬉しくて興奮のあまり吠える場合もあるようです。

 こんな時の対処例は?

@友人に頼んでチャイムを鳴らしてもらい、家族は反応しないでいます。それで吠えなかったらご褒美をあげる。
 また、チャイムが鳴っていないのにインターホンに出て、吠えなかったらご褒美をあげる。

A友人に頼んでチャイムを鳴らしてもらい、犬にリードを掛けて玄関に行き座らせてマテをかける。ドアを開けた後、必ず座って待っている状態でご褒美をあげる。
 友人に抱いて貰ったり、おやつを与えて貰ったりすることで、家に来る人は飼い主の仲間なのだと思い犬も安心します。

 どちらの場合も、何度も繰り返して覚えてもらいましょう。
 ただ、警戒のために犬が吠えるのは、ある程度仕方のないことです。「静かに」と号令がかかったらすぐに吠え止む練習もしましょう。


小さな音に反応して吠える!

 窓の外からの音やちょっとした気配で敏感に吠えてしまう。これも、安心できずに臆病になっているせいかもしれません。また、こうした無駄吠えをする子には、家の中で放し飼いになっている子が多いようです。

 こんな時の対処法は?

@犬が外の状況に気づきにくくなるように、ハウスを窓から離して置く、カーテンを閉める、ラジオやテレビで外の音を聞こえなくする等の工夫をしてみましょう。

A安心して落ち着ける場所を確保するために、少し小さい位のハウスを使用してみましょう。動物にとって、薄暗くて狭いところは安心できる場所なのです。

B外飼いの場合は、ハウスを道路や玄関が見えないところに移動してあげてください。ただ、この場合では、温度や日当たり風通しなどには十分注意してあげてください。


威嚇して吠える

 散歩の途中などで、未知のものや怖いものが近づいてきた時に激しく吠える犬がいます。これは「これ以上近づくな!」という意思表示。犬によっては、歯を剥き出した恐ろしい表情で吠えることもあります。こんな時は、犬にしてみればかなりの危機感を持っている時なので、不用意に近づいた場合には攻撃されることもあり危険です。
 こうした吠え方の原因には、子犬のうちの社会化不足が考えられます。

 こんな時の対処法は?

@こうした犬にしないためには、子犬の時から積極的に散歩などに連れ出して、いろいろなモノ、コト、音等に慣れさせることが必要です。公園などでいろいろな人とであったり、他の犬と挨拶することも大切です。
 ワクチン接種が完了する前でも、抱っこやキャリーに入れた状態でのお散歩なら問題ありません。

A威嚇吠えが激しい成犬を矯正することは、子犬をトレーニングするよりも困難で、危険もともないます。家族以外の人に協力していただき、犬が近くに来たらご褒美を与えてもらう、フードやおもちゃを活用するなどして楽しく且つ慎重にトレーニングをすることが大切です。


飼い主に対して何か要求して吠える

 「ドアを開けて!」「散歩に連れてって!」「おやつ欲しい!」
 犬が飼い主に何かを伝える手段は、吠えることです。
 このとき何時でも犬の言うことを聞いてあげていると、犬は「人間は吠えると自分の要求を聞いてくれる」と学習し、要求吠えはエスカレートしてしまいます。
 
 こんな時の対処法は?

@吠えている時は、背中を向けたり部屋を出てしまったりして、完全に無視をしましょう。家族の誰かが言うことを聞いてしまっては意味がないので、犬への対処は家族で徹底するようにしましょう。

A犬が要求するようなことは、犬が吠えていないことを確かめた上で、飼い主主導で行うようにしましょう。
 

退屈・寂しくて吠える

 運動不足だったり精神的な刺激が十分に与えられていない時、犬はそのエネルギーを発散させるためや寂しさ・退屈を紛らわせるために吠えます。

 こんな時の対処法は?

@まずは、散歩や遊びの時間をたっぷりとってあげましょう。家の中でも、ロープの引っ張りっこやボール遊びなどで遊んで、遊び終わったらサークルやクレートに入れて静かな環境を作って寝かせてあげましょう。十分遊んで疲れることで、無駄吠えはずいぶん減ります。
 「スワレ」「フセ」「タテ」などの基本的なトレーニングを繰り返し行うことも、精神的、肉体的に犬によい刺激と疲労を与えます。

A放し飼いにして一日中犬とべったりしすぎていると、分離不安になってしまい、余計にストレスをかけてしまう事になります。家事をするときはサークルやクレートに入れて無視をしましょう。犬も人が何か忙しくしていると「相手をしてくれないんだ」と感じ取り鳴かなくなります。




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