日本スピッツは、1920年頃にシベリアから日本に来たサモエドを小型化し、純白に固定したものだと考えられています。サモエドは、被毛は厚くブワッと広がって、立ち耳、巻き尾で典型的なスピッツ族の体形をしていて、シベリアン・スピッツとも呼ばれている犬種です。
一般に大型の犬種を小型化すると「神経質」になると言われていますが、日本スピッツの場合も同様のようです。スピッツの語源は、ロシア語の「スピッチ(火)」で、火がついたようによく吠える気質を表していますが、サモエドは自身は適度な警戒心は持つものの、本来攻撃的ではなく、知的で穏やかな性格の犬種です。一方、日本スピッツは「キャンキャンよく吠える」という汚名を受けてしまいました。
現在では、愛好家達の努力により改良が進み、以前よりぐっと無駄吠えの少ない、穏やかな犬になりました。
ただし、むだ吠えの多さは血統のせいばかりではなく、子犬の頃のしつけの仕方によって大きく左右されます。小さい頃から、トレーニングをするようにしましょう。
性格は、とても警戒心が強く人見知りも激しいのですが、心を許した家族に対しては信頼しきって甘え、深い愛情と思いやりを見せてくれます。
ただ、留守番がちであったり、かまってあげる時間が少なかったりでストレスが溜まると、神経質になり、攻撃的になったり吠え易くなったりしてしまいます。
甘やかすわけではなく、しつけの時間も含めて、接する時間を十分に取ってあげてください。
運動不足もストレスが溜まり、無駄吠えの原因となってしまいますので、朝夕2回、早足位の散歩を30分程度お願いします。
その他、ボール遊びや室内でのロープやおもちゃ、コングなどを使った遊びで家族と思う存分触れ合うことで、吠える事に使うエネルギーを発散させてしまいましょう。
日本スピッツの特徴の、可憐な純白の被毛をキープするためには、毎日のコーミング(クシかけ)は欠かせません。それと、定期的にシャンプーも必要です。普段も、汚れが目立つ時などは、すぐに蒸しタオルなどで拭き取ってあげて下さい。毛の抜ける時期には、特にブラッシングを入念にお願いします。







