ウェルシュ・コーギーはウェールズ地方の地犬で、カーディガンとペンブロークの2種あります。このうちペンブロークは、ウエールズのペンブロークシャー地方に移住したベルギーの織物職人たちの犬が改良されたものと言われています。見た目からすると、ダックスフンドの仲間のようですが、ベルギーから渡って来た最初の犬はベルギーのスキッパーキ系統の犬であったようです。
対して、カーディガンはダックスフンドを起源としているので、見た目は良く似ていますが、実は両者は全く別な犬種ということになります。
ウエールズでは、牧羊・牧畜の優秀な助手として重宝がられてきました。脚が短く体高が低い体型は、牛を誘導する時に牛の脚で蹴られないように足下をすり抜けて走り回るのに適していて、家畜を牧草地へ誘導したり、主人の合図によって連れ戻すという重要な仕事を任されていました。その際には、牛など大型の家畜の踵(かかと)に噛み付き、方向転換をさせるなど、的確な状況判断能力を発揮していました。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの身体的な特徴は、短い脚と殆んどない尻尾。尾は生まれつきないか、あっても断尾される習慣があります。顔は、ちょっとキツネに似ていて、耳がピンと立っています(カーディガンには、ふさふさとした尾があります)。
普段のお手入れは、軽いブラッシングやコーミングで十分ですが、体臭が少しあるので、月に1〜2回のシャンプーをお願いします。
性格的には、温厚で友好的、人間のことが大好きな優しい犬です。小さいお子さんのいるおウチでも、仲良く優しく遊んでくれます。
牧畜犬として培って来た状況判断能力や、命令がなくとも自分で判断して行動出来る自立心と賢さを持っています。物覚えも良く、集中力もあるので、トレーニングも苦にしません。運動能力も抜群なので、訓練競技会やアジリティなど、一緒にスポーツを楽しみたい方にも最適なパートナーとなってくれます。
自分の縄張りや家族を守ろうという意識が強いので、番犬としても最適です。家族は大好きですが、寂しがりやではないので、長時間の留守番も大丈夫です。
ただ、少々声が大きいので、無駄吠えをしないようにトレーニングは必要です。ハウスを玄関や窓から離れた場所に設置して、外の音に反応して吠える事の無いような環境も作ってあげましょう。
大型犬並みの体力の持ち主なので、毎日の運動もそれなりにお願いします。朝夕に、早足位のお散歩を30分程度。ドッグランなどでの自由運動も出来るといいですね。
ただし、胴長の体型のため、高いジャンプなど背中や腰に負担が掛かる運動は控えてください。
また、食いしん坊なため、食事に気を付けないと肥満になり易く、やはり腰に負担が掛かってしまいます。飼い主の方で、コントロールしてあげましょう。







