|
≪感染症≫
犬の病気の中に、外的要因(ウイルス源に触ったり、食べたり、傷から入ったり)によってかかる感染症があります。
これらの病気は、感染源に接触しない限りは発病することはありません。
でも、飼い主がいくら気を付けていたとしても、絶対に感染源に触れないとは限りませんし、実際にこうした病気にかかってしまった場合は、命にかかわることが少なくありません。
致死率が高いだけでなく、治ったとしても後遺症が残る場合もあります。
また、犬の病気の中には人間にもうつる人畜共通感染症もあります(代表的なものが、狂犬病です)。
ウイルスによる感染症としては、狂犬病、ジステンバー、犬伝染性肝炎、パルボウイルス、パラインフルエンザ等があります。このほか、蚊を媒介に感染するフィラリアや細菌によるレストスピラ症等があります。
こうした病気を予防するためには、ワクチンの接種や予防薬を飲む事が必要となります。
狂犬病は年1回の予防接種、フィラリアは毎年5〜11月頃に毎月1回の予防薬、他の病気も年1回のワクチン接種(子犬は、2〜3回)で防ぐことが出来ます。
狂犬病以外は、予防接種が義務付けられているわけではありませんが、愛犬を守るためには、毎年必ず受けるようにしましょう。
≪混合ワクチンとは≫
混合ワクチンとは、狂犬病以外の数種の感染症に対応するワクチンです。
製薬会社によって対応する病気の種類が違うこともありますが、2種混合から9種混合のものまであるようです。5種以上混合のものを接種するのが、一般的なようです。
費用としては、クスリの種類によって違いがありますが、5,000円〜10,000円位ではないでしょうか。
≪接種時期≫
ワクチンの接種時期や種類、回数は、その犬の月齢や体調によって異なります。
子犬の状態によっては、延期をした方がいい時もあるでしょう。
また、ワクチン接種ということは、弱い(あるいは死んだ)ウイルスを体内に入れて抗体を作るという事ですから、中には接種後に体調を崩す子もいます。したがって、混合数が多ければ多いほどいいと言うものではありません。
獣医さんに相談して、その子に合ったワクチンプログラムを立ててもらいましょう。
通常は、初年度は生後50日前後に1回目、その後3〜4週間おいて2回目。場合によっては、その後3回目を打つようです。2年目からは、年1回です。
≪接種回数≫
犬も人間の赤ちゃんと同じく、始めは母乳からの移行抗体によって病気に対して免疫を持っています。しかし、生後3〜4週間して離乳食になってしまうと、その免疫効果も消えてしまいます。 ワクチン接種は、この親の抗体が残っているうちは効果がありません。親の抗体が消えた後でなければ、ワクチンによる抗体は作られないのです。したがって、ワクチンの接種は、離乳食に変わり親の抗体が完全に消えてからでなければ意味がありません。
移行抗体が消えてしまうのは、大体42〜150日。これには個体差があるので、はっきりとした線引きは出来ません。 したがって、50日前後に1回目を打ったとしても、必ずしもワクチンが効いたとは言えないのです(まだ、親の抗体が残っている場合もあるので)。そのため、大事を取って、2回目、3回目を打つこととなるのです。
|